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風と光の散歩道、有希編2a

大垣にて

夏の旅行で大垣にて。
ここは「おくのほそ道」の結びの地です。
また大垣駅近くの愛宕神社から船町まで、
2kmほどの散策コースを見立てて、おくのほそ道のなかから、
20句の句碑があります。
つまりこれを歩くと、おくのほそ道気分。
そして船町には「奥の細道むすびの地記念館」があります。

強い日ざしの下、歩いていくと、
ここは舟下りもある水辺です。
写真では判りにくいかも知れませんが、
橋左手の古い建物の石垣には、
白い文字で俳句が書かれていました。
作者と県名もあったので公募の句でしょうか。

「奥の細道むすびの地記念館」に入ると、
受付で眼鏡?を渡されました。
聞くとシアターがあって、その3D用だそうです。
館内をひととおり回ってからそのAVシアターに入ると、
おくのほそ道を辿る俳句と映像を観ることが出来ました。
すごいすごい、ほんとに立体的に見える。
芭蕉が辿ったみちのくの風景、
そして桜紅葉の秋の大垣の映像、
シアターでの3Dは初めて観ましたけど、
立体感もあり、美しくて、感激しました。
その映像の途中で何度も、風景に芭蕉の句が浮かび上がります。
これは写俳として鑑賞することもできそうです。
俳句を専門にやっていて、写俳にネガティブな考え方の人もいますけど、
写真や映像に句を合わせることは、
雑誌やテレビの映像などで、だいぶ前から、
自然に構成されてきた表現方法でもあると思います。
古いものでは手元に、1963年刊行の、
「写真俳句歳時記」があります。
これは写俳作品を意図したものではなく、
そのあたりは読み手の気持ち次第かと。
写真と俳句をコラボレートすることは、
観る人にも馴染み易い効果があると思います。

   イエスならくるくる回す白日傘


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by yuhki_e2 | 2013-08-18 08:02 | Comments(0)