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風と光の散歩道、有希編2a

句会・・・

自分のホームである句会があって、
それと別に他の句会にも出たりしています。
けど最近は、あまり他へ行ってない・・・。

句会と季語、微妙な時期もありますね。
夏の季語の句と、秋の季語の句がばらばらに出てきたり。
個人的には立秋を過ぎると秋の句を出すようにしています。
句会で出した句が俳誌に載ることなども考えると、
俳句の季節は早めに詠むのが基本かなとも思います。
もっともこのあたりは人それぞれみたいで、
句会の日の前後一ヶ月くらいは許容範囲と仰っていた人もいました。
これも柔軟で、判る気がします。

蜩は初秋の季語、もう時期外れではありますが、
これは9月の仮名句会、当日席題で詠んだ句、

   蜩の鳴いて鉱石ラジオかな

句会・・・_a0248481_20431713.jpg

   ひぐらしのないてくわうせきラジオかな

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by yuhki_e2 | 2016-09-28 20:41 | Comments(5)
Commented by 八田真田八 at 2016-09-29 10:16 x
すみません。また勉強させてください。
「ヒグラシ」と「鉱石ラジオ」の音声に、何がしかの関連性が感じられるという斬新さが面白い句と受け取りました。
写真も「自然」と「人間社会」の狭間の夕方位でピッタリです。
今回も「鳴きて」ではなく「鳴いて」を採っている理由は、前の「コオロギ」の時と同様と考えて良いのですか?
Commented by yuhki_e2 at 2016-09-29 22:34
>>八田真田八さん、

こんばんは、コメントありがとうございます。
はい、今回も句のなかの、前後の言葉とのリズムから鳴いて(口語)にしています。

ただ、ブログの過去を見て頂けると判りますが、口語でなく文語を使っている句もあって、これはケースバイケースでそうしている感じです。自分としては口語で詠むことのほうが多いように思います。

また自分では、文語にすることが多いのは、
◯句のなかでの音数で文語のほうが適している場合、
 定形優先のために
 (口語、緻密な、4音。文語、緻密なる、5音など)
◯文語の演出的効果を意識する場合
 (たとえば「うつくしき」のように、
 現代でも映画のタイトルなど文語を使うケースあります)

ただ、約束事でこうと決めているのではなく、
読む音で口語か文語か、
直感的に選んでいるときが多いです。
Commented by yuhki_e2 at 2016-09-29 22:45
補足、
「鳴く」の場合だと、

「鳴きたる」(文語、4音)もポイントになりそう。これ口語だと「鳴く」(2音)ですね。
(例、鳴きたる夜、鳴く夜)
五七五の定形音のなかで言葉を使うのに、
そういった音数は大事だと思います。

また文語は読む「音」が固くなりがちで、
それで自分は口語を選択する傾向かも。

ただし前に書きましたけど、
一句のなかで口語と文語の混在はよくない、
という考え方の人もいます。
Commented by 八田真田八 at 2016-09-30 11:48 x
今回も詳しく教えていただき有難うございました。
自分には使い分けできるレベルまで到底到達できそうにもありませんが、「詠める人」はどこまで推敲して詠んでいるのかがよく分かりました。
今後も、また「食いつく」場合があるかも知れませんが、宜しくお願いします。
Commented by yuhki_e2 at 2016-09-30 22:27
>>八田真田八さん
こんばんは、
俳句に関していろいろのことは、
やっているうちに次第に身についてくる、
そんな感じかも。

継続は力なり、そう思います。