風と光の散歩道、有希編2a

俳句甲子園についてもうすこし

俳句甲子園は俳人以外の一般の人に、
どれくらい認知されているのか、よく知りません。
あるいは知っていても、高校生による団体戦というイメージかも。
1チーム5人で、俳句とディベートによる5本勝負。
3本を取った側が勝ちとなります。

俳句をやる人なら俳句甲子園の存在は知っていて、
その見方は基本的に三つに別れるようです。

 俳句甲子園とその場の俳句に関心も高く、俳句甲子園について肯定的

 俳句甲子園についてはその内容に否定的

 俳句甲子園そのものにほとんど関心がない

感じ方は人それぞれと思います。
自分の場合は、基本的に賛成で、高校生たちの句にも関心あります。
第1回大会が1998年に開催され、今年が第18回。
初期の頃の参加者はもう三十代半ばになっています。
若手俳人のすべてが俳句甲子園出身ではありませんが、
俳句の世界におけるフィールドになっているのは確かです。

否定的な人の多くの意見では、やはりディベートみたい。
相手側の句の欠点を突き回すようなやりとりは、
俳句の本質とはかけ離れている、ということだと思います。

たしかに18回の大会のうち中期くらいまでは、
足の引っ張り合いが主のディベートも多かったようです。
ただ、少なからず見苦しくもあるせいか、
最近では攻撃的なディベートは少なくなり、
鑑賞と疑問に重点を置いたやりとりが主流だと思います。

俳句甲子園=足の引っ張り合いのディベート、みたいな印象を持ってる人は、
youtubeなどで最近の大会の様子を見てみて下さい。

俳句の勝ち負けという、難しい面も多いテーマも、
これは夏井さんが何かに書いてましたが、
高校生からただ俳句を募集して審査員が選ぶような形だったら、
いまのようには盛り上がらなかった、というのはその通りだと思います。

俳句甲子園は、地方大会の観戦をしたこともなく、
熱心なファンではありませんが、自分なりに関心を持っています。

そういえば以前俳句甲子園で、敗者復活戦が「写真+俳句」の年がありました。
手元の本では第5回、6回がそうです。
松山での予選リーグで負けたチームは、
現地で吟行して写真を撮り、俳句を合わせて、ひとつの高校が一作品を提出、
そのなかから決勝リーグへの参加が選ばれていました。
その頃の大会記録を見ると、写真はまあ、修学旅行のスナップ写真の印象。
けどなかには、かなりレベルの高い写真+俳句もあります。
夏井さんから以前聞いた話では、
携帯電話の会社が大会のスポンサーに入っていた頃で、
それで写真+俳句もやったみたい。
現地で詩とコンサートのコラボイベントを鑑賞して敗者復活戦の句を詠む、
という年も過去にありました。
いまは敗者復活戦も俳句のみ(写真無し)で、
俳句の大会という本質を考えると仕方ないですね。
俳句甲子園のHPで、以前は写真+俳句の敗者復活戦の作品が
閲覧できましたけど、いまは見当たりません。ちょっと残念。

   あさがほや現実逃避の三輪車


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   あさがほやげんじつたうひのさんりんしや
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by yuhki_e2 | 2015-08-30 12:45 | Comments(0)